2013年5月24日金曜日

グリコピア

22日、埼玉県北本市にあるグリコの工場(グリコピア・イースト)へ見学に行った。といっても、これはジャフメイトという雑誌の仕事で、特集のための取材にいったのである。
工場というものは、あまり見学したことがなかったが、実際に行ってみたら、思っていたよりずっと楽しいところであった。
そもそもグリコという会社は、創業者の江崎利一翁が、牡蛎の茹で汁が捨てられているのを詳細に調べたところ、グリコーゲンその他の豊富な栄養が含まれているのに着目して(江崎翁は薬種業を営んでいたので、こういう発想を得たのであろう)これを含む栄養菓子を子供のために作ろうと、そういう世のため人のために考えたことから発したのであった、とそのことを知っただけでも、一つの知見として有益であった(だから今でもグリコのキャラメルには牡蛎エキスが配合されている!!)。
この工場ではプリッツを作っていたが、今や工場といっても、ほとんどが自動機械で、整然とコンピュータが制御しているので、まことに壮観であった。
そして、一般の人がよくこの会社の経営理念を理解できるようにと、面白く配慮しながらとてもよく考えられている工場であった。
見学は予約しないとできないのだが、人気があって、つねに予約はfullの状態だということである。