2012年9月18日火曜日

夕顔はおいしい

このところ、いろいろな方から、素敵な野菜をたくさん頂戴する。まことにありがたいことである。
この巨大なるものは、かの夕顔の実である。すなわち、干瓢の材料になる野菜だが、干瓢はいくらも食べたことがあるけれど、生の夕顔は、ふつう東京の八百屋さんには売ってないので、いまだに料理したことも食べたこともなかった。それが、こたび、糸魚川のほうから送っていただいた。さてこれをどうして食べるかと、考えた末に、ほんの三分の一ほどを切り取って、皮を剥いたあと、ピーラーで薄く削ってから、電子レンジで10分ほど加熱して脱水し、それを油揚げと一緒に炒め煮にした。いやあああああ、じつに美味しい。干した干瓢を戻して煮たのよりずっとこの生のほうが風味がよい。すこしぬめっとして、こりこりと歯ごたえがあって、まことに結構なものであった。東京のスーパーでも売ればいいのになあ。
  夕顔を煮て飯炊いて佳き日なり   宇虚人