2009年11月23日月曜日

自慢の柿の木

庭にはぜひ柿の木を植えるとよい。この柿は、わが庭の自慢の柿の木に、今年もたわわに実ったもの。今年は生り年と見えて、みっしりと実り、しかもその一つ一つがじつに充実しているのがよろしい。とくに日当たりがいいという場所でもないのだが、ただ、台所のゴミをば、ゴミ乾燥機に入れて堆肥風に作り、これを適宜あちこちの木の廻りにうめている。それがよかったのかもしれない。甘柿で、風味はごく宜しい。沢山の実のうち、屋根に上って手が届く範囲だけは収穫して、それでも食べ切れぬくらいある。一本の木のうちのまあ、三割くらいしか収穫できないので、あとの七割は鳥たちの食べ分である。この甘い柿を目当てに各種の鳥が飛来して、秋の庭はにぎやかだ。この柿は、以前小金井駅の南に住んでいた時分、その庭にあった木を、ここに連れてきて植えたもの。植木職人は、移植は無理だと言ったが、そこをたって頼んで植え替えたところ、ずいぶん休んでから芽吹いた。それが今では亭々たる大木になって、毎年こうやって、目と口と鳥たちを楽しませる。げにも柿の木は素晴らしい。