2009年3月29日日曜日

最後の社中会同

昨日は、慶應義塾大学三田キャンパスの「山食」で、菊籬高志堂社
中会同を開催した。今回は、『私の六十年を振り返って』という話
を、昔の写真などを映写しながら、一時間半おはなしし、そのあと
和気靄々の立食パーティ。会同も年々参加者が漸減して、今回など
は三十名ほどになってしまったので、そろそろこの会同の使命も終
わったものと思い、還暦を期して、思い切って社中会同の最終回と
することにした。そして、読者サロン菊籬高志堂も、この際活動を
終了し、今年度かぎりで解散ということを発表したのであった。な
にやら名残惜しい気はするけれど、これから私は『林源氏』の大仕
事に全力を傾注することにしたので、また作品が仕上がった時にで
も、臨時にこうした会合が出来たら幸いと思う。昨日の会合は、参
加者が少なかった分、参加して下さった方々はほんとうに気持ちの
良い、熱心な読者揃いで、会場はまるで春風そよぐ花盛りの感じがした。
 残念ですが、これで菊籬高志堂の扉を閉じます。いままで、会員
の皆様ありがとうございました。