2008年10月6日月曜日

林流鼻泉道の極意

 かねて、私が鼻を洗うことを以て万病を防ぐ基としていること
は、知る人ぞ知る、知らぬ人ぞ知らぬ(当たり前か・・)事実であ
るが、その鼻を洗うのを怖がる人が多い。痛いのではないか、と
か、ツンと来るだろうとか、およそ分かっていない意見が多いのは
まことに遺憾であるが、私はこの道を極めること既に二十余年、夙
に林流鼻泉道(以前は鼻洗道と書いていたが、字まことに雅ならざ
るを以て、近年改めてかくのごとくす。これでビセンドウと読むの
である。呵呵)の開祖として多くの門弟を擁することは知る人ぞ知
る、知らぬ人ぞ知らぬ道理なれども、いまその極意というか、じっ
さいに実演してるところを写真に撮ったので、ここもとお目にかけ
る。わが口から、滝のごとく、あるいは龍巻のごとく大量の塩湯が
排出されているところを御覧ぜよ。この勢いで滔々たる水流を以て
鼻中を洗う。口より湧き出ずること、泉のごとし、というので、鼻
泉道という。これをすると気持ちいいだけでなく、風邪の予防に著
効あり。くわしくはこれから出る拙著『風邪はひかぬにこしたこと
はない』(筑摩書房刊)を熟読玩味されよ。